カフェで仕事をする自分を、少しだけ「デキる人間」だと思っていました。しかし現実は、隣の席の大きな話し声、BGM、鳴り響く食器の音に思考をかき乱され、たった1行の文章も進まない…。そんな自分が嫌になり、場所を変えては同じことの繰り返し。生産性の...

在宅ワークが始まって1年が経った頃、私の書斎は湿布の匂いで満たされていました。1日8時間以上も椅子に座り続ける生活は、確実に私の腰を蝕み、夕方にはまともな思考ができないほど集中力も低下。整体や高級なオフィスチェア、果ては無数のクッションに投...

「よし、これで最高の写真が撮れるぞ！」意気込んで10万円のミラーレスカメラを買った3年前の僕。しかし、そのカメラが今どこにあるかというと…クローゼットの奥深くで、静かに文鎮と化しています。重くて持ち出すのが億劫になり、結局スマホで十分だった...

「この写真、なんだか良い感じだね」。友人にそう言われて、スマートフォンの画面を見返す。確かに綺麗に撮れている。でも、心のどこかで分かっているんです。僕が本当に撮りたい写真は、これじゃないって。雑誌で見るような、背景がとろけるようにボケた...

「もう誰も使わないし、捨てるしかないか…」実家の押し入れの奥から出てきた、一台の古いフィルムカメラ。父が大切にしていたものですが、私にはその価値が全く分からず、処分に途方に暮れていました。あなたも、同じような経験はありませんか？そのカメラ...

「そろそろ、うちのオフィスにも防犯カメラをつけないとな…」そう思いながら、ネットで業者を検索しては、どこも同じに見えてため息をついていませんか？ 私もコンサルタントとして、多くの経営者の方から同じ悩みを聞いてきました。貴重な業務時間を削っ...

息子の小学校、初めての運動会。最高の写真を撮るぞと意気込んでいたものの、スマートフォンのズーム機能では、トラックの向こう側で頑張る息子の姿は豆粒のよう…。かといって、この日のために何十万円もする望遠レンズやビデオカメラを買うなんて、我が家...

「あと少し、この画面が大きければ…」。テレビの前で、大好きなアーティストのライブ映像を観ながら、私は何度そう思ったことでしょう。会場の熱気、息をのむようなパフォーマンス。その感動を少しでも自宅で再現したくて、音響にはこだわってみたものの、...

「よし、週末は映画でも観よう！」と思い立っても、かつての私にとって、それは気合のいる一大イベントの始まりでした。プロジェクターを棚から引っ張り出し、角度を微調整し、ピントを合わせ、しょぼい内蔵スピーカーにがっかりして外部スピーカーに繋ぎ...

かつての私は、ホームプロジェクターという存在に、どこか冷ややかな視線を向けていました。「設置は面倒だし、部屋は暗くしないといけない。そもそも、テレビで十分じゃないか」。そんな風に考えていたのです。週末に映画を観るのがささやかな楽しみでし...