リモートワークが常態化し、私の肩は慢性的な「重り」を背負っていました。あなたも同じではありませんか?「セルフケアが必要だ」と焦り、手頃な価格のマッサージガンに手を出したのが数ヶ月前。しかし、それは残念ながら「安物買いの銭失い」でした。
「ただ表面を叩いているだけ」。そんな虚しい振動音だけが部屋に響き、私の肩こりは一向に改善しませんでした。そんな私が、価格に悩みながらも最終的にたどり着いたのが「Theragun Sense」です。これは、私が知っているマッサージガンとは全くの別物でした。

「表面を叩くだけ…」安価な製品で私が感じた限界
長時間のデスクワークで固まった肩甲骨周り。私はわらにもすがる思いで、1万円以下のマッサージガンを購入しました。しかし、どれだけ強く当てても、振動が肌の表面を滑るだけ。コリの「芯」にはまったく届かないのです。
「結局、気休めにしかならないのか…」。そう諦めかけていた時、Theragunの存在を知りました。正直、約4万円という価格は衝撃でした。以前の失敗が頭をよぎり、何度も購入をためらったのは言うまでもありません。
しかし、もしこの投資で慢性的な悩みから解放されるなら…。私は、その「深さ」に賭けてみることにしました。
Theragun Senseは「別物」。深層筋に届く12mmの衝撃
製品が届き、恐る恐るスイッチを入れた瞬間、違いは明らかでした。
Theragun Senseの振幅は12mm。この数値がピンとこないかもしれませんが、安価な製品が「トントン」という表面的な刺激なら、これは「ズン、ズン」と奥の奥まで響く、重く鋭い打撃です。
初めて肩に当てた時、「あ、そこだ!」と声が出ました。今まで何をしても届かなかった、あの不快なコリの芯に、振動がダイレクトに突き刺さる感覚。5段階の振動レベルがありますが、私にはレベル2でも十分すぎるほどパワフルです。
これはもう「マッサージ」ではなく、固まった筋肉を根本から「解放する」作業だと感じました。
ただの筋膜リリースではない。「呼吸」を整えるマインドフルネス体験
Theragun Senseの真価は、強力な振動だけではありませんでした。私が最も驚き、そして今や手放せなくなったのが「アプリ連携」です。
正直、「マッサージガンにアプリ?」と半信半疑でした。しかし、このアプリが提供するのは、単なる使い方ガイドではありません。
アプリと本体を連携させると、専門家が監修した様々なルーティンを実行できます。私が特に気に入っているのが、リラックスのための呼吸法ガイドです。本体のバイブレーションが「息を吸って、吐いて」というリズムを教えてくれるのです。
振動で筋肉をほぐしながら、ガイドに合わせて深く呼吸する。すると、あれほど高ぶっていた神経が静まり、体と同時に「頭の中」がスッキリしていくのが分かりました。これは、私が当初期待していた「筋膜リリース」を超えた、「マインドフルネス」の体験そのものです。
私が感じた「正直なデメリット」と、それでも推奨する理由
もちろん、完璧な製品ではありません。私が使っていて感じる「正直なデメリット」も隠さずお伝えします。
一つは、作動音です。静音設計とはうたわれていますが、最弱レベルでもそれなりの振動音はします。深夜の静かな部屋では少し響くと感じる方もいるでしょう。
もう一つは、最上位モデル(PRO)との比較です。よりパワフルな(16mm振幅)ケアを求めるアスリートの方には、Senseのパワーでは少し物足りない瞬間があるかもしれません。
しかし、私のようなリモートワーカーの慢性的な肩こりや運動不足のケアには、Senseの12mm振幅で十二分です。
そして、地味ながら最高に便利なのがUSB-C充電に対応している点。専用のアダプタが不要で、PCの充電器と共用できるため、出張や旅行にもためらわず持っていけます。
Theragun Senseは、単なるマッサージ器具ではありません。私の生活から「コリの悩み」を減らし、「心身を整える習慣」を与えてくれた、最高の自己投資です。
本日のまとめ
Theragun Senseは、単なるマッサージガンとは一線を画す「心身のコンディショニング・デバイス」です。
- 安い製品では届かない「12mmの深層振動」が慢性的なコリにアプローチします。
- アプリ連携の呼吸法ガイドが、マインドフルネス(リラックス)体験を提供します。
- USB-C充電対応で、デスクや出張先でも充電しやすいのが実用的です。
- 作動音や価格はデメリットですが、それを上回る「深層ケア」の価値があります。
もしあなたが、私のように安価な製品で効果を感じられず、本質的なセルフケアを求めているなら、この「深さ」を体験する価値は絶対にあります。

